【第19回日本の次世代リーダー養成塾】
川勝平太先生
静岡県知事
「三大『国策』を問うー首都移転・リニア・原発ー」
水戸黄門の台詞と共に「静岡県」の紹介から講義がスタート。
今の首都東京一極集中型では、ここ数年の自然災害やコロナ禍では麻痺する事が現実味を帯びているので、江戸時代の幕府体制のような分散型の国土を理想とした岸田総理の「デジタル田園都市国家計画」で首都の「司法・立法・行政」の地方移転の必要性を独自の理論を交えながら話されました。
またその為の交通手段を、東京大阪を名古屋経由で時速500km(1時間半)で結ぶリニア中央新幹線で対応するとの事でしたが、ルート上になるアルプストンネル工事やリニアの電力源となる原子力の問題もあり、自然環境も含めたSDGsの観点からも簡単な事では無く、問題も山積だという興味深い話に塾生も時間の経つのも忘れるほど真剣に受講出来ました。