【第19回日本の次世代リーダー養成塾】

南野 森 先生 九州大学法学部教授

「憲法と平和を考えるために」

「憲法」とは何か?という言葉から講義がスタートしました。
「憲法」とは日本においての「最高法規」として民主主義の中で多数決による決定方式に対し、少数者の人権を守るために作られたものである。またそれをおかしいと最高裁が意義を申し付ける「違憲審査制」の存在により成り立っているが、その違憲審査制も海外では今までアメリカで1000件以上、ドイツで500件以上、韓国でも300件以上判決されたが日本では約70年の間に11件しか無かったとの話でした。

また憲法第9条についても触れられ、自衛隊の名前が書かれていない事、今後書かれるかどうか、それに対する最高裁と政治部門との微妙な関係の話をして頂き、塾生も日頃聞けない貴重なお話に真剣な表情で受講出来ました。