【第19回日本の次世代リーダー養成塾】
村上 大樹先生
国境なき医師団(MSF:Medecins Sans Frontiere)外科医師
「国際医療・人道援助活動の現実と課題」
村上大樹先生は、MSFが大切にしている「独立・公平・中立」という活動原則や、紛争地における医療・人道援助活動が直面している「医療への攻撃」の実態についてお話してくださりました。その中で、戦争によって一瞬にして日常が失われることの衝撃と驚きを伝えてくださりました。世界中の過酷な現場における医療活動においては、「燃え尽きないように、フリーズしないように、その時の思いをチームで話して、どうしていくかを話し合っている。」とのことです。過酷な状況に対して、「自分自身は外科医として、自分にできることを、ペースを変えずに続けていく。」とも語ってくださりました。
また、「厳しい状況にある方々のことを考えて、無関心・無寛容な空気を作らないようにしてください」という大切なメッセージを頂きました。
海外で医師として働きたい塾生が先生に質問し、アドバイスをいただけた場面もありました。