今日は名護屋城博物館にて、講義を二つ、見学、映画視聴を実施しました。

松尾法博名護屋城博物館学芸課長は「佐賀県名護屋城博物館25年の歩み〜日本列島と朝鮮半島との交流の歴史〜」と題して、講義をして頂きました。朝鮮半島との交流の長い佐賀だからこそ、正しい歴史認識を発信し、日本列島と朝鮮半島の友好関係の構築の基盤としたいとのことでした。

李鳳宇先生の講義の前に、「あの人に会えるまで」という南北戦争による離散家族の悲劇を表した短編映画を視聴しました。
近年の朝鮮半島情勢を踏まえ、朝鮮半島の統一は塾生たちも非常に関心の高いテーマでした。朝鮮半島の突然南北に分断された家族たち、既に戦争勃発から70年近くが経ち当事者達も高齢化しています。改めてその悲しみに触れた塾生は戦争の虚しさを感じたようです。

講義では、「映画で世界を変えよう」というテーマのもと「◯◯人とはどういう定義づけできるのだろうか」という問いに関してご講演いただきました。多様性が重視される世の中で自分とはどんな存在なのか考えることで協調性を磨いていくいいきっかけになったかと思います。

アジア奨学生によるプレゼンテーションは大盛り上がり!この日はマレーシアとタイのプレゼンで、楽しく日本と他国の違いを学ぶことができました。驚きも多かったようです。これがコミュニケーションのきっかけになればいいなと思います。

講義の途中で近辺一帯の停電があり、一部スケジュールの変更がありましたが、塾生は大変協力的で混乱はありませんでした。
台風の影響は特にありません。